歯科衛生士 - 資格/仕事内容/求人 - ワナビー歯科衛生士
歯科医師

歯科医師も大変なんです……

歯科衛生士法の規定により歯科衛生士は歯科医師の指示により、診療補助や予防措置を行うことができます。逆にいえば指示が無い限りは保健指導しか行えないと法律には規定されているのです。歯科衛生士と最も関わりの深い歯科医師について確認してみましょう。

歯科医師になるのが難しくなってきています!

歯科医師は「歯医者さん」とも言われ親しまれております(子供は嫌いですよね)。

歯科医師は国家資格であり、風邪の時にかかる内科や、怪我をした時の整形外科などに務める「お医者さん」は全て医師という資格であり、歯科医師だけが分野により資格も違うことになります(獣医師も別資格です)。

歯科医師になるには?

6年制である歯科大学や大学にある歯学部を卒業し、歯科医師国家試験に合格しなければ歯科医師になることはできません。

国家試験に合格し歯科医師免許を取得した後に、大学病院などで1年以上の臨床研修により、実際の現場で診療における基礎的な技術からシッカリと身につけていかなければいけません。

歯科医師の合格率の推移

合格率は90%近くで例年推移していたのですが、後述する歯科医師供給過多という問題より、歯科医師国家試験合格者数を減らすため合格基準を相対基準とした、いわば選抜方式を取る形とすることで徐々に低下し、平成22年(2010年)度の試験では69.5%まで下がりました。

合格基準の他に試験の必修問題数が増えたこと、問題事態が難しくなってきているということも、合格率を下げる要因となっているようです。

歯科大学の学費

国立の東京医科歯科大学の学費が入学費を含めて約110万円なのに対して、私立の東京歯科大学は900万円を超えています。もちろん2年次からは入学金などはなくなりますが、授業料などで450万円はかかるそうです。6年間ですので全部で3000万円は卒業までにかかる計算になります。

医師になるという時点で学力が有るのはあたりまえですが、国立以外の場合はお金の問題もありようです。

歯医者・歯科医師はそんなに多いの?

日本では歯科医院がコンビニエンスストアの数よりも多いということは別ページでもご紹介しましたが、2010年4月の調査では歯科医院の数は約68,000件、コンビニは42,000件と発表されており、すぐ目に入るコンビニの1.5倍は歯科医院があるということになります。

統計データで見る歯科医師と歯医者の数

各都道府県の人工と歯科診療所の数はリンクしているのですが、特に東京がずば抜けて多く、1つのビルにフロア違いで2,3件の歯科医院が入っているということもあります。

都市圏で歯科衛生士の求人数が多い理由は、歯科医院の数、そして歯科医師事態が多いからという訳です。

以下は人口の多い順10都道府県別の歯科医院と歯科医師数と、それぞれ10万人に対する比率です。ちなみに人口10万人に対して歯科医師の割合は50人が妥当とされております。

歯科医院数 人口10万人に対する歯科医院の数 歯科医師数 人口10万人に対する歯科医師の数 人口
全国 68246 53.5 99426 78.0 127,510,000
東京 10565 82.1 15620 121.4 12,868,000
神奈川 4847 54.2 6869 76.8 8,943,000
大阪 5446 61.9 7668 87.1 8,801,000
愛知 3648 49.2 5189 70.0 7,418,000
埼玉 3398 47.7 4812 67.5 7,130,000
千葉 3161 51.5 4930 80.3 6,139,000
兵庫 2954 52.9 3747 67.1 5,583,000
北海道 3027 55.0 4409 80.1 5,507,000
福岡 2999 59.4 5018 99.3 5,053,000
静岡 1769 46.7 2330 61.4 3,792,000

患者さんが来ない!? 廃院する歯医者が増えています

歯科医院の廃業の原因として、新規の患者さんである子供の数が少子化で減っているということがあるそうです。

かかりつけの歯医者を決めている人の場合、引越しなどよっぽどのことが無い限りは新しい歯医者に行ってみようということは少ないと思います。

歯科医師の腕はもちろん、歯科衛生士や歯科助手などを含め、患者さんへの対応が悪い場合はかかりつけにしようとはしませんし、よっぽどの僻地でない限りは患者さんは歯医者を何件からでも選択することができます。

平成17年から平成18年の間で、1年間で1,500件を超える歯科医院が廃院したというデータがあります。

二極化が進む歯科医院

廃院する歯科医院はありますが、毎年開業する歯科医師がいることから歯科医院の数は増えております。

歯科医院を選ぶ時代となった現在では、インターネットにより評判などで歯医者を変える人も出てきております。患者数が多く年収にしたら1000万円を優に超える歯医者と、ワーキングプアと呼ばれる程に低収入の歯医者までおります。

サービス・専門性が求められる

一般的な歯科医院だけでなく、児童をのみを対象とした小児歯科、矯正をメインで扱う矯正歯科、治療と共にホワイトニングなど見た目を重視する審美歯科、インプラントに特化した歯科医院などもでき、他の歯科医院との差別化を図ることで患者数を増加させる必要も出てきているのです。

コンビニで店員の接客態度が悪かったら、「二度と行かない!」と思いますよね? 歯医者も同様に患者さんに対する丁寧な対応や、他には無いサービス(最新設備・無痛治療など)が求められているのです。

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