歯科衛生士 - 資格/仕事内容/求人 - ワナビー歯科衛生士
訪問歯科治療

訪問歯科治療が多くの高齢者を救います

日本は65歳以上の高齢者の割合が22%を超え、超高齢社会と言われております。要介護認定者は480万人を超え、介護保険制度を利用し訪問介護サービスを実際に利用している人は70万人を超えております。
歩くこともままならない高齢者の口腔ケアに必要なのが訪問歯科治療です。

自宅に来てくれる歯医者さん

歩くのが困難な人や、痴呆、または寝たきりの高齢者などを対象に、歯科医院と同様に治療を受けることができます。

訪問歯科サービスは高齢者に限定された物ではありませんが、介護保険制度が始まってからは、治療にかかる費用を介護保険でまかなえるため、多くの高齢者が利用することが出来るようになりました。

訪問診療以外にもデイケア・デイサービスなどの施設でも歯科衛生士が高齢者の口腔ケアにあたっております。

チームで望む訪問歯科

歯科医院のように専用の設備が整った環境ではなく、患者さんの自宅で治療を行うために、普段の診療とは違う臨機応変な対応が求められ、歯科医師、歯科衛生士、そして歯科技工士を含め一丸となって診療にあたります。

訪問歯科以外の訪問介護サービスを利用している人も多く、ホームヘルパーや介護福祉士、また看護師などとも連携をとる必要があります。歯科治療だけでなく介護という面でも歯科衛生士のコミュニケーション能力など様々な知識が役に立つのです。

介護の専門知識も持つ歯科衛生士が多い

通常の歯医者でも子供から高齢者まで様々な人が治療を受けるために訪れることから、多くの短大や専門学校にて卒業後に歯科衛生士国家試験の受験資格の他に、訪問介護員養成研修2級(ホームヘルパー2級)と居宅介護従事者養成研修2級の資格を取得することができます。

歯科衛生士として診療補助だけでなく、そのままホームヘルパーとして業務を行うことも多くの歯科衛生士が可能なのです。

8020運動

8020運動とは、「80」歳になっても自分の歯を「20」本以上保つようにしよう! という目標のもとに、虫歯予防はもとより予防検診の推進や、高齢者の口腔ケアを進めるという試みです。

なぜ20本という数字が出てきたのかというと、自分の歯が20本以上あれば大半の食べ物は食べることが出来るとされているからです。

歯を失う原因とは?

真っ先に浮かぶのが虫歯だと思いますが、割合的には3割ほどで、全体の5割をしめるのが歯周病です。

虫歯の原因がミュータンス菌などが歯を溶かしてしまうのに対して、歯周病の原因は歯周病菌であり、歯周ポケットに溜まったプラークに含まれる歯周病菌が歯肉(歯ぐき)に影響を与え、腫れたり血が出る歯肉炎を引き起こし、進行すると歯槽骨にまで影響を及ぼし膿や出血の量が増え、最終的には歯肉が歯を支えることができなくなり、歯が抜けてしまうのです。

歯周病が様々な病気の引き金になる!?

歯周病の原因となる歯周病菌が口の中(歯周ポケットなど)に存在することにより、歯周病以外の病気を発症してしまう確立が高くなるということが研究で分かっています。

現在分かっているだけでも心筋梗塞や肺炎などがあり、最近の研究ではガンとの関連性も示唆されております。妊婦さんにとっては早産の危険性が高まるなど、歯周病は様々な病気にリンクしているのです。

どうして歯周病菌が病気の原因になるの?

どのような経緯で歯周病が他の病気の原因となり得るかというと、心筋梗塞の場合は歯周病菌が歯ぐきの出血部分などから血管内に侵入することにより、血液中の血小板と反応することで血管内に血栓が出来易くなってしまい、心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。

肺炎の場合は特に高齢者に多く、口内にいる歯周病菌が食べ物を飲み込む際に、上手く飲み込めない(嚥下障害)ため、気管に食べ物と一緒に歯周病菌が入ってしまい、肺まで到達してしまうことが考えられております。

増えている歯周病患者

日本の成人の8割は歯周病にかかっているという統計データがあります。歯周病は先に紹介したとおり、虫歯と同様に段階的に症状が悪化していきますので、すぐに歯が抜けてしまうということはありませんが、殆どの人は治療しない限りは歯周病により歯を失う危険性が高いということなのです。

加齢と共に歯周病以外でも虫歯などで歯を失う人は増えますが、60歳を超える頃には約半数の人が自分の歯が20本以上は無いというデータがあります。

食べ物を食べるということは、体を維持するの必須ですが、「美味しく食べる」ということは心を豊かにしてくれます。楽しみの無くなった高齢者が欝や痴呆を発症することは多く、予防歯科に長けている歯科衛生士なら多くの人を救うことができるのです。

  • 「歯科衛生士になるには」専門学校や短大・国家試験・就職率
  • 「歯科衛生士の仕事」予防措置・診療補助・保健指導・訪問歯科治療など
  • 「歯科衛生士について気になる疑問」職場・給料・派遣
  • 「歯科衛生士に関連の深い資格」歯科助手・歯科技師・歯科技工士・介護支援専門士

関連リンク