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保健指導

保健指導は歯磨きの先生(歯科衛生士)としての仕事

歯科衛生士は歯磨きのプロであり、また歯や口に関わる健康に関する知識も豊富です。 歯科医院に患者さんとして訪れた人以外にも、多くの人の歯と健康のために役立つ知識を広めることが保健指導です。

身近な歯磨きで口腔ケア知識を伝えられる保健指導

小さな頃に学校で歯磨きの指導(学校歯科保健指導)を受けたことを覚えておりませんか?

多くの場合は保健センターに務める公務員歯科衛生士が保険事業として行ないますが、大学病院の口腔外科、歯科医院などに務める歯科衛生士、または歯科衛生士になるために短大で学んでいる学生が依頼される場合もあります。

幼稚園や保育園、地域の健康センター、小学校などで行われることが多いのですが、永久歯に生え変わった直後である中学校にて行っている所もあります。そして8020運動と共に、健康状態を左右する可能性が高い歯に関わることから、老人介護施設などでも保健指導が行われております。

TBI(Tooth Brushing Instruction:歯磨きの指導)

子供にとって最初の歯磨きの先生は保護者です。しかし保護者が必ずしも正しい歯磨きの方法を知っている訳ではありません。

実際に普段行っている歯磨きをしても、染め出しにより多くの磨き残しを確認することができます。

一言で歯磨きの指導といっても、相手が大人の場合は比較的簡単に伝えることができますが、幼稚園児などの場合は歯磨きに興味を持たせることから始めなければいけません。

個人差はありますが年齢に応じて歯のはえ方は違います。それはそのままブラッシングの仕方も違うということです。

適切な歯ブラシの選び方や、ブラッシングの方法を伝えることが歯科衛生士にはできます。

一生のうちに歯磨きの方法を教えてもらうということは少ないと思います。指導した子供がその日から正しい歯磨きができるかは、指導員となる歯科衛生士によるのです。

虫歯になるメカニズムから予防に繋げる

「なぜ虫歯になるのか」ということを伝えることは、歯磨きの必要性を知るため、また歯や口の中の仕組みを知る上で役にたちます。

大人でも正しく理解していないために、毎食後の歯磨きで100%虫歯を防げると思っている人もおります。

歯がなければ人間は物を食べることができません。逆に食事内容が歯に与える影響は大きいのですが、「なぜ甘い物が歯に悪いのか」ということを正確に説明できる人は少ないと思います。食事指導や「噛む」という行為の大切さは、子供から高齢者にまで伝えなければいけません。

歯磨き以外にもキシリトールやフッ素などを用いた予防法があること、歯の痛みが無くても定期的な歯科医院での健診が必要であることを伝えることもできます。

妊婦さんへの保健指導の必要性

保健指導といえば先にご紹介したとおり、幼稚園・保育園や小学校などの小児指導、また介護老人施設などでの高齢者向けの口腔ケアが思い浮かびますが、妊婦さんに対して保険センター、産婦人科、マタニティー教室などでも行われております。

口腔環境が母体に与える影響

妊娠することで女性ホルモンの分泌量の変化などに伴い、体には様々な変化が生じます。食事回数、食事内容の変化や、つわりに伴う嗜好性の変化により歯磨きが困難になる人も多数おります。

歯周病を原因とした免役バランスの崩れが、切迫早産の危険性を高めるということは有名ですが、関係性を認識していない妊婦さんは多数おります。

乳児期からのかかりつけ歯科医のススメ

生後半年ほどで赤ちゃんにも歯がはえ始めます。乳歯の虫歯はいずれ永久歯に生え変わることから、あまり気にかけない新米ママさんもいるそうです。乳歯の虫歯がその下に待機している永久歯に与える影響や、虫歯があることによる偏った噛みグセがつくことで、歯並びやかみ合わせが悪くなることを伝える必要があります。

歯が生えたからといって、急に歯ブラシで歯磨きをしようとしても、口の中に異物が入ってくることに慣れていない赤ちゃんの場合は、歯を磨くことが難しく悪い習慣になってしまう可能性があります。

一生自分の歯で生活する為には、赤ちゃんの頃からのケアが大切なのです。

赤ちゃんのために

すでに母子手帳には記載されておりますが(平成19年度改正)、幼児期の「おしゃぶり」の使用が、かみ合わせに大きな影響を与えることがあります。

平成18年におしゃぶりを子供に長期間(3歳10ヶ月)与えていたことにより、歯並びが悪くなり、あごの変形、口のみの呼吸といった症状が出たということで、おしゃぶりを販売したメーカーを告訴したという事実があります。

開咬や交叉咬合などの詳しい症状は明記されておりませんが、これから赤ちゃんを生む妊婦さんに対して、かかりつけ歯科医の有益性などと合わせ伝えられることは沢山あるのです。

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